GPIOをシェルスクリプトで制御する(QR516)

QR516

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ここは、USP MAGAZINE 2013 Spring(2013年3月21日発売)の特集記事「UNIXネイティブの電子工作塾」中の「GPIOをシェルスクリプトで制御する」のサポートページです。このサイトは、USPマガジンを発行するUSP研究所のサイトではなく、掲載記事の著者のWEBサイトです。

 

 

GPIO をシェルスクリプトで制御する

Raspberry Pi では GPIO をシェルスクリプトで制御することができる。

ピンの配置

http://elinux.org/Rpi_Low-level_peripherals

GPIO の制御方法

GPIO の制御には root 権限が必要になるため事前にユーザを切り替えておく。

$ sudo su -l

  • GPIO4 の制御開始

# echo “4” > /sys/class/gpio/export

この時点で /sys/class/gpio/gpio4 が作成される

  • GPIO4 の制御終了

# echo “4” > /sys/class/gpio/unexport

この時点で /sys/class/gpio/gpio4 が削除される

  • GPIO4 を読み取り専用モードにする

# echo “in” > /sys/class/gpio/gpio4/direction

  • GPIO4 を書き込みモードにする

# echo “out” > /sys/class/gpio/gpio4/direction

  • GPIO4 の値を読み出し

# cat /sys/class/gpio/gpio4/value

  • GPIO4 の値の変更

# echo 1 > /sys/class/gpio/gpio4/value
# echo 0 > /sys/class/gpio/gpio4/value

サンプル

以下のサンプルでは、4番ピンを値を “H” にしたあとに値を読み出して、
次に “L” に変更した後でまた値を読み出して、最後に制御を終了している。

# echo “4” > /sys/class/gpio/export
# echo “out” > /sys/class/gpio/gpio4/direction

# echo 1 > /sys/class/gpio/gpio4/value
# cat /sys/class/gpio/gpio4/value
1

# echo 0 > /sys/class/gpio/gpio4/value
# cat /sys/class/gpio/gpio4/value
0

# echo “4” > /sys/class/gpio/unexport

 

Last update: 3/15/2013 by taketo