電源、ケーブル、ケースなどの話 (QR484)

QR484

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ここは、USP MAGAZINE 2013 Spring(2013年3月21日発売)の特集記事「UNIXネイティブの電子工作塾」中の「T君のノート」の中で参照されているページです。

 

 

USP MAGAZINE 2013 Spring → 特集:UNIXネイティブの電子工作塾 (Gadget Colloquia for UNIX Natives) → T君のノート

電源、ケーブル、ケースなどの話

  • 公開予定日:2013年3月21日
  • 前回更新日:2013年3月26日
  • 次回更新予定日:2013年4月3日
  • 現状:公開中

(1)電源の話

Raspberry Pi Model B の消費電流は DC 5V, 700mA とされています。実際には USBポートに何もつないでいない場合の消費電流は 400mA 程度のようです。HDMI, 有線LANについては接続の有無によって消費電流に大きな違いは見いだせませんでした。このあたりは、実測データを整理して掲載しようと思っています。

別ページにも書きましたが、5V 700mA だと、一世代前の携帯電話のDCアダプタで対応できることになります。スマホに買い替えて、以前のDCアダプタが余っている人は多いのではないでしょうか。このアダプタが利用できる可能性が高いです。以下の条件を満たしているか確認してみてください。

  • コネクタの形状は microUSB 
  • 出力電圧は DC5V(以上でも以下でもなく 5V)
  • 出力電流は 700mA 以上(700mA以上であれば大きい分には構わない)

DCアダプタ本体には出力電圧と出力電流が必ず記載されています。なお、中国製の場合、出力ではなく「輸出」と書かれていることがあります。意味はすぐにわかりますが、ちょっと笑っちゃいます。

出力電圧と出力電流が上記を満たすもののコネクタ形状が microUSB でない場合は、変換アダプタで micro USB にできれば問題ありません。

 

(2)ケーブルの話

Raspberry Pi に接続するケーブルには以下があるでしょう。実際には、このうちの一部しか使わないことがほとんどでしょう。共通して言えるのは、Raspberry Pi 本体が小型で軽量なため、ケーブルが太くて重いと、本体がケーブルに引きずられてしまう傾向があります。可能な限り細いケーブルを使うことをお勧めします。なお、以下のケーブルのうちコンポジットビデオケーブル以外はデジタル信号を取り扱っていますので、ケーブル長が適正な範囲にあれば、ケーブルの太さは当該ケーブルが提供するサービスの品質に影響を与えません(限界に近い利用状況では太いケーブルの方が安定することがあるにはありますが…)。

  • 有線ネットワークケーブル
  • USBケーブル
  • HDMIケーブル
  • コンポジットビデオケーブル
  • GPIOポート接続用フラットケーブル

 

(3)ケースの話

Raspberry Pi 用のケースはいろいろ発売されていますが、自分にはいずれも「帯たすき」に見えます。以下を満たすケースがあるといいなと思います。

  • ケースの開け閉めが容易
  • SDメモリカードがケース外に飛び出さない
  • それでいて、SDメモリカードの交換が容易
  • 各ケーブルの着脱の際にケースが邪魔をしない
  • GPIOポートからのフラットケーブルの引き出しが容易 

だれか、こういうケースを作りませんか?

Last update: 3/26/2013 by hohno