WiringPi gpio コマンドの使い方

QR1875

QR1875

WiringPi の gpio コマンドの使い方を紹介する。

GPIO をファイルとして扱う場合は管理者権限が必要だったが、gpio コマンドで GPIO を制御する場合は管理者権限は必要ない。
このため GPIO を CGI 経由で制御する場合などにも応用することができる。

WiringPi をインストールしておく。インストール方法は「WiringPi のインストール」を参照。

GPIO の値の変更

$ gpio [-g] write <pin> 0/1

GPIO の値の読み出し

$ gpio [-g] read <pin>

<pin> の配置は以下のページを参照
Raspberry Pi | Wiring | Pins | Gordons Projects

gpio コマンドでは GPIO の値の変更や読み出し以外に、pwm を扱ったり、I2C や SPI のドライバを読み込んで /dev/ のファイルとしてアクセスしたりすることができる。
The GPIO utility | Gordons Projects

 

GPIO の値の読み出し/変更のサンプル

以前「GPIOをシェルスクリプトで制御する(QR516)」でシェルスクリプトで GPIO を制御する方法を紹介しました。
ここでは GPIO をファイルとして扱う方法を紹介しましたが、今回は同じサンプルを WiringPi の gpio コマンドを使って実装してみました。

WiringPi gpio コマンドを使うサンプル

$ gpio -g mode 4 out

$ gpio -g write 4 1
$ gpio -g read 4
1

$ gpio -g write 4 0
$ gpio -g read 4
0

$ gpio -g mode 4 down

ファイルとして扱ったサンプル

# echo “4” > /sys/class/gpio/export
# echo “out” > /sys/class/gpio/gpio4/direction

# echo 1 > /sys/class/gpio/gpio4/value
# cat /sys/class/gpio/gpio4/value
1

# echo 0 > /sys/class/gpio/gpio4/value
# cat /sys/class/gpio/gpio4/value
0

# echo “4” > /sys/class/gpio/unexport

参考URL