なぜ電子工作?

QR193

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以前のε-ARKプロジェクトをご存知の方は、ε-ARKデバイスは既存のハードウェアにソフトウェアを追加して構成するものであって、ハードウェアの製作には手を出さない方針だったのではないかと疑問を持っていらっしゃるかもしれません。

たしかに,後にε-ARKプロジェクトとなる一連の活動が始まった2006年頃は,自前のハードウェアを作ってそこに自分の望むOSを入れてその上に必要なソフトウェアを導入するというのはあまり現実的ではありませんでした。ハードウェアの自作は無理でも「既存の Linux が動く電子手帳」を使えばなんとか目的が達せられるという状況で、プロジェクトとしてはこれに飛びつきました。

時代は流れ、当時は電子手帳上になんとか構築して実現していたことが、電子手帳よりもさらに小さいハードウェアで実現できるようになり、周辺装置も含めて手作りできるようになりました。そこで、理想的なε-ARKデバイスの実現をめざし、ε-ARKプロジェクトではハードウェアの製作にも研究開発の範囲を広げることにしたのです。トップページにある「電子工作」カテゴリは、そういう近況が反映された結果です。